人工授精
東京・港区・新橋で人工授精(IUI・AIH)|不妊治療なら新橋夢クリニック
人工授精(IUI/AIH)について
人工授精は、不妊治療における治療のひとつです。
このページでは、人工授精の仕組みや適応、来院スケジュール、当日の流れについてご説明します。
人工授精とは
人工授精は、排卵のタイミングに合わせて、洗浄・濃縮した精子を細いカテーテルで子宮内に注入する治療です。
精子を子宮内へ直接届けることで、精子が子宮頸管を通過しにくい場合などを補うことができます。
当院では、人工授精を検討する前に、排卵期に合わせたタイミング指導を行い、必要に応じてヒューナーテスト(性交後試験)を実施します。

ヒューナーテストとは
ヒューナーテストは、排卵期に性交を行ったあと、子宮頸管粘液を採取し、その中に運動している精子が確認できるかを調べる検査です。
排卵期の子宮頸管粘液は、精子が子宮内へ進むために重要な役割を持っています。ヒューナーテストでは、精子が頸管粘液の中を通過できているか、妊娠しやすいタイミングで性交ができているかを確認します。

人工授精で大切な2つのポイント
人工授精を行う日程を決めるには、排卵時期をできるだけ正確に見極めることが重要です。
卵子が受精可能な時間は、一般的に排卵後12〜24時間程度とされています。
当院では、卵胞の大きさだけでなく、ホルモン検査や頸管粘液の状態も確認しながら排卵日を見極め、人工授精の日程を決定します
採取した精液は洗浄・濃縮処理を行い、運動性の良い精子を選別して使用します。
人工授精が向いているケース
- タイミング法を数周期行っても妊娠に至らない
- 排卵が確認できている、または排卵誘発で調整できる
- 勃起障害(ED)、セックスレス、性交障害、射精障害がある
- 軽度の男性不妊がある
- ヒューナーテスト不良、頸管粘液不良がある
- 子宮頸がんの円錐切除術後などで、精子が子宮内へ入りにくい可能性がある
人工授精以外の治療を検討するケース
- 卵管が詰まっている、または炎症や癒着が疑われる
- クラミジア感染などで卵管への影響が考えられる
- 精子数や運動率が著しく低い
- 女性の年齢や治療歴を踏まえ、早めのステップアップが望ましい
特に、精子数や運動率に明らかな問題があり、人工授精を行っても精子が卵管まで到達することが難しいと考えられる場合には、体外受精や顕微授精をご提案することがあります。
来院スケジュール
以下は、月経周期が28日前後の方のスケジュール例です。
| 月経日 | 検査内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 12〜3日目 | 必要な場合のみ:排卵誘発の相談、ホルモン検査、超音波検査 | 60分程度 |
| 212日目頃 | ホルモン検査、超音波検査→人工授精日の決定(排卵のタイミングを調整するため点鼻薬でコントロール) | 60分程度 |
| 314日目頃 | 人工授精実施:午前中 | 男性:30分程度 女性:30分程度 |
| 428日目頃 | 妊娠判定→ホルモン検査 | 30分程度 |
※実際の来院時期は月経周期や卵胞の発育、検査結果などにより異なります。
人工授精当日の流れ
男性は8:00〜11:00の間にご来院いただき、院内で採精していただきます。
禁欲期間は4〜5日程度を目安としています。
採取した精液を遠心分離機にかけて洗浄・濃縮し、運動性の良い精子を選別します。
処理にはおよそ1時間かかります。
精子の洗浄・濃縮処理には1時間程度かかるため、女性は男性の来院時間のおよそ1時間後を目安にご来院ください。
人工授精は内診室で行います。
細いカテーテルを使用し、洗浄・濃縮した精子を子宮内に注入します。処置自体は数分程度で終了します。
痛みの感じ方には個人差がありますが、強い痛みを感じることは一般的には多くありません。
精子を注入したあとは、5分ほど安静にしていただき、終了となります。
当日は普段どおりお過ごしいただけますが、感染予防のため湯船にはつからず、シャワーでお済ませください。
精子の質を保つために
生活習慣を見直すことが、精子の状態に良い影響を与える可能性があります。
- 禁煙する
- 適度な運動を心がける
- サウナや長風呂を控え、精巣を高温にさらしすぎない
ご不明な点がある場合は、事前にスタッフへご確認ください。
人工授精のリスク
人工授精には、以下のようなリスクがあります。
- 精液中の細菌による子宮内感染・卵管感染
- 処置に伴う軽い腹痛や違和感
- 少量の出血
- まれに発熱や炎症
当院では、感染リスクを抑えるために、必要に応じた確認と適切な精液処理を行い、安全性に配慮して人工授精を実施しています。

