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小卵胞採卵について
小卵胞とは
小卵胞とは、十分に大きく発育する前の小さな卵胞のことです。
小さな卵胞の中にも卵子が含まれていることがあり、回収された卵子が胚盤胞まで発育すれば、妊娠につながる可能性があります。
小卵胞の卵子回収を高める22G採卵針

小卵胞採卵を可能にする採卵針の改良
当院では、長年の試行錯誤の末、採卵針を徐々に細くし、さらに針先端の形状にも改良を重ねてきました。
現在使用している22G針は、卵子への負担を抑えながら、より小さな卵胞にもアプローチしやすいよう設計されています。
期待される効果
- 採卵時の痛みや術後出血の軽減
- 卵胞径5mm以下の小卵胞から卵子回収が可能
卵子の成熟度
採卵時に得られる卵子は、主席卵胞由来卵子と小卵胞由来卵子で成熟度に差がみられます。
当院データでは、主席卵胞由来卵子ではMⅡの割合が高く、小卵胞由来卵子ではMⅠ・GVの割合が高い傾向がみられます。
主席卵胞由来卵子(L)と
小卵胞由来卵子(S)の成熟度
成熟卵
MII
未成熟卵
MI
GV
主席卵胞由来卵子(L)
当院実施数
N=20,255
LからMIIが採れる割合は
90%以上です
小卵胞由来卵子(S)
当院実施数
N=82,848
SからMIIが採れる割合は
約30%です
※ 当院データに基づく実績
小卵胞採卵のメリット
小卵胞からも卵子を回収できることで、周期あたりの回収卵子数、正常受精数、胚盤胞数の増加が期待できます。
通常の採卵では回収が難しい小卵胞由来の卵子も活用できるため、周期あたりの体外受精成績の向上に寄与します。
周期当たりの回収卵子数・
受精数・胚盤胞数
主席卵胞由来(L)
+
小卵胞由来(S)
= 合計
回収卵子数
1.05個(L)
+
5.30個(S)
6.35個(合計)
受精数
0.85個(L)
+
1.14個(S)
1.99個(合計)
胚盤胞数
0.52個(L)
+
0.29個(S)
0.81個(合計)
※当院データに基づく実績
